医薬品としてプラセンタが用いられていた歴史は古く、紀元前400年頃の古代エジプトの女王クレオパトラも若さを保つために愛用したと伝えられています。 中国では秦の時代から不老長寿の薬として用いたと言われています。のちに中国、韓国では紫河車という漢方薬として幅広く知られています。 日本でも江戸時代、加賀の三大秘薬のひとつである不老長寿の薬「昆元丹」にプラセンタが配合されていました。
現在では、科学的研究が進みプラセンタの組織再生、代謝促進作用など素晴しい効果が次々と解明されてきました。 医薬品はもちろんのこと健康食品、化粧品にまでプラセンタの偉大な働きが注目されています。
哺乳動物が胎児を育てる胎盤のことで、プラセンタには、胎児に送る栄養や酸素、そして正常に発育させるための成長因子が 備わっています。この成長因子は、母体に十分な栄養がなくても胎児を育むことができる驚異的なパワーを持っています。 また、プラセンタには、健やかな成長に望ましくない悪い要因を排除する免疫の働きも備わっています。 馬の胎盤は、ヒトの約3倍、3kgくらいあります。
胎盤と胎児とをつないでいるのがヘソの緒(臍帯)です。胎児の栄養、酸素、成長因子、ガス、老廃物などは、ヘソの緒を通じて胎盤とやり取りします。
ヒトの臍帯のなかに含まれる臍帯血には、身体の細胞のもととなる「幹細胞」が豊富に含まれており、その造血能力により、白血病や再生不良性貧血、 先天性免疫不全症の治療に使用されています。馬の臍帯は、ヒトと同じくらいで約60cmです。
ヒトと同様に高品質な馬の臍帯には、おもに
・ ムコ多糖類(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸)
・ 成長因子
・ アミノ酸
が豊富に含まれています。